2026年7月9日木曜日

日建協/26年賃金交渉中間報告/31組合すべてベア獲得、大卒初任給30万円台も

 ゼネコン各社で賃上げの動きが続いている。日本建設産業職員労働組合協議会(日建協、青山敏幸議長)が8日に公表した2026年賃金交渉の中間結果によると、回答した31組合すべてが基本給を引き上げるベースアップ(ベア)を獲得し、6組合は要求を上回る水準の回答が会社からあった。ベアの加重平均で1万8482円(前年実績1万8044円)。企業業績よりも政策や社会情勢で賃上げの大きな流れができた結果となった。大卒初任給で初めて32万円台に引き上げた社もあった。
 1日時点の集計結果を公表した。月例賃金は31組合すべてが定期昇給を含め前年実績以上の水準を確保した。6組合は要求を上回る水準。17組合は要求を下回る水準ながらもベアを獲得した。
 ベアの単純平均は2万0719円(1万7225円)。定期昇給を含めた昇給額は、単純平均で2万8970円(2万5778円)、加重平均は2万8970円(2万7894円)だった。日建協は「政府主導の賃上げ機運の醸成や物価上昇が追い風になり、継続した賃上げを獲得した」と見る。
 一時金は妥結報告があった30組合のうち24組合が前年実績を上回り、5組合が同額となった。単純平均で5・42カ月(5・17カ月)、加重平均で5・96カ月(5・18カ月)だった。1組合は前年実績を下回る水準で妥結した。
 大卒初任給は組合要求による引き上げはなかったものの、23組合は会社提示で増額になった。過去最高の水準になっており、日建協個別賃金水準の先行ラインとしている29万円台を上回り、30万円台が14組合(8組合)、31万円台が3組合(1組合)、32万円台が1組合あった。32万円台は過去最高となる。日建協によると「人材獲得の動きが如実に表れた」と分析している。
 日建協は来年度に「日建協個別賃金」を改定する予定だ。「企業業績よりも政策や社会情勢で賃上げの大きな流れができた結果」と分析する。今後も「政府の賃上げ施策や運用を注視し、足元の物価高に対応する必要がある」とした。


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from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=185900
via 日刊建設工業新聞

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