大成建設は、山岳トンネルの施工データを自動収集・一元管理するプラットフォームを開発した。データを可視化・分析し、より効果的で作業効率の高い現場管理や研究開発、応札業務の実現に生かす。収集したデータからBIM/CIMモデルを自動生成するアプリも開発し、月3日程度必要だった作業時間をわずか5分程度に短縮。各地で施工中の山岳トンネル計約20現場で導入している。
「DataPit」として、山岳トンネルのデータドリブン施工を支えるデータ基盤を構築した。自社開発の現場管理システム「T-iDigital Field」や既存の計測システムから出力される施工データを自動でクラウドに収集し、一元管理する。
作業所と本社、研究開発部門の技術者が同じデータにアクセスできる環境を構築した。部門を横断したデータ活用が可能になり、施工状況の把握や迅速な技術判断をより高度で的確に行えるようにした。データに基づく迅速な意思決定や本社による施工管理支援にも役立てる。
同社によれば、地山の変位計測からドリルジャンボによる穿孔、追加地質調査までのデータを包括して統合・一元管理する仕組みは、建設業界で先駆けた事例となる。
収集した施工データを活用し、施工実績データ管理図とBIM/CIMモデルを自動生成するアプリも開発した。日常業務の省人化と効率化を支援する。AIを活用したデータ分析や施工支援といったデータドリブン施工の本格展開も視野に入れる。
今後、プラットフォームを導入した約20現場のうち、先行して石川県輪島市で施工する「R7-9能越道雁ノ巣山1号トンネルその1工事」(発注者・国土交通省北陸地方整備局)と、静岡県藤枝市で施工する「令和7年度1号藤枝BP原トンネル工事」(同・国交省中部地方整備局)の2現場で運用を試行。運用方法の確立と機能拡充を探る。
将来、穿孔や湧水のデータ、サイクルタイムなどの情報をAIによる施工支援や予測技術の基盤として活用できるようにし、施工のさらなる生産性向上と品質向上を目指す。
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from 技術・商品 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186215
via 日刊建設工業新聞


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