日本には天気にまつわることわざや言い伝えが多い。自然現象などから天気を経験的に予想するのは「観天望気」と呼ばれ、現代のような天気予報がなかった時代に欠かせない生活の知恵であった▼例えば「雷が鳴れば梅雨明ける」もその一つ。だが、梅雨の最中にも雷はよく発生する。どうもこれは本当なのか。疑問を抱く方もおられるだろう▼実はこれ、梅雨前線の発達による雷ではなく、晴れていた日の午後に発生する「熱雷」のこと。日射で地表面が熱せられ、強い上昇気流が生じて起こる雷であり、「この種の雷が活躍するようになれば梅雨が明けたと見てよい」(東京堂出版『天気予知ことわざ辞典』大後美保編)という▼昨年6月の猛暑は記憶に新しく、今年も建設現場では早い時期から熱中症による健康被害の防止に取り組んでいる。春先の長期予報に反し、6月の気温は平年並みか低い地域が多かったものの油断は禁物。7月中旬以降は厳しい暑さになると予想される▼熱雷で知ることになるかは分からないが、関東甲信地方なども梅雨明けはもうすぐ。夏本番へ暑さ対策に手抜かりがないようにしたい。
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from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=185938
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