インターネット書店の台頭で電子書籍が普及しているが、定期的に書店に足を運び、どんな本が並んでいるか、どういう本が売れているのかを観察している。電子書籍の購入は増えたが、好きな作家のサイン本を見つけると、つい手に取ってしまう▼全国の書店は減少の一途をたどっている。新刊を取り扱う書店が一つもない「無書店自治体」が、2025年時点で市区町村の4分の1以上に達しているそうだ▼帝国データバンクが先日発表した全国書店経営動向調査によると、25年度に赤字だった書店は38・7%に上った。電子書籍の普及などで書店市場が小さくなり、厳しい経営状況に陥っている▼市場規模は1兆0700億円程度で、15年度(約1兆4000億円)と比べ2割近く減少。雑貨など書籍以外の事業拡大で1兆円台を維持しているものの、このペースが続けば、数年以内に書店市場全体で1兆円を下回る可能性があると指摘する▼書店は単なる物販の場にとどまらず、文学や知的好奇心との出会いを提供する「文化のインフラ」と言えよう。インフラの価値が広く再認識され、再生に向けた取り組みが進んでほしい。
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from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=185987
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