2026年7月31日金曜日

大阪市/なにわ大放水路、仮設排水能力4倍に/3~5カ月後に32台体制

 大阪市は6月の豪雨で主ポンプ6基すべてが水没した「なにわ大放水路」の住之江抽水所について、仮設ポンプの能力と台数を段階的に増強し、3~5カ月後に満水状態の30万立方メートルを約2日で排水できる体制を整える。大阪府、近畿地方整備局、大阪管区気象台と30日に開いた「寝屋川流域の治水施設の機能確保に関する検討会」の第2回会合=写真=で、今後の見通しを示した。
 住之江抽水所は大放水路から住吉川へ排水する主ポンプすべてが水没し、運転不能となった。現在は仮設ポンプ6台と、もともとあった残水排水用ポンプ2台の計8台(毎分約32立方メートル)で対応。満水時から約1週間で排水できる能力を確保している。市はポンプメーカーなどでつくる関係団体の協力を得ながら高能力の仮設ポンプの確保や増設準備を進めている。
 1~2カ月後には仮設ポンプを大型化し、排水能力を毎分約45立方メートルとし、満水時の排水期間を約5日に短縮。3~5カ月後には設置場所を拡大して計32台(同約131立方メートル)まで増強し、約2日で排水できるようにする。水没した主ポンプも分解整備による段階的な応急復旧の可能性を探る。仮に1基が復旧すれば約7時間で排水が可能になるという。
 完全な排水機能の回復には相当な年数を要する見通しで、再発防止を含む完全復旧の時期と事業費は現在精査中。
 会合では完全復旧までの治水機能を補うため、国、府、市が連携して既存施設の柔軟な運用に取り組んでいくことも確認した。寝屋川南部地下河川の貯留水を今川排水機場からも排水するほか、毛馬排水機場を通常より低い水位から動かす弾力的運用、太間排水機場の早期運転も検討。施設運用の組み合わせをシミュレーションし、流域内の水位上昇リスクを抑えながら流域外への早期排水方策を深掘りする。


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from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186552
via 日刊建設工業新聞

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