自民党と日本維新の会は15日、北陸新幹線の未着工区間(敦賀~新大阪)の延伸ルートを巡り、福井県小浜市と京都市を経由する現行計画「小浜・京都ルート」の2案のうち、京都市西部の桂川駅付近を通る「桂川案」を選定した。小浜・京都ルートは、桂川案と京都駅地下を南北に通る「南北案」に分かれる。
前回会合では、自民が桂川案と南北案を提案した一方、維新は桂川案と、滋賀県の米原駅で東海道新幹線に乗り入れる「米原ルート」を主張していた。同日開いた両党の整備委員会で協議し、ルートを一本化した。
小浜・京都ルートを巡っては、沿線自治体から工事に伴う地下水への影響などを懸念する声が上がっている。両党は、桂川案は南北案に比べて影響が少なく、地元の理解が得られやすいと判断した。維新は当初、小浜・京都ルートに反対姿勢を示していた。
敦賀~新大阪間の延伸を巡っては、2016年12月、当時の与党だった自民、公明両党が小浜・京都ルートを決定した。詳細なルート選定に入る予定だったが、京都府と京都市が財政負担の重さや環境への影響に懸念を示し、選定は先送りされていた。
自維連立政権が25年10月に発足すると、維新は小浜・京都ルートに米原ルートなどを加えた計8ルートの再検討を提起し、自民が受け入れた。26年6月には国土交通省が各ルートの費用対効果などを試算。選定された桂川案は福井~京都間を約53分で結び、将来の物価高騰分を含めた建設費は約5兆5000億円、工期は26年と見込まれる。
整備委は、建設費に関する沿線自治体の負担軽減に向け、JRが支払う「貸付料」の拡充などを要望した。両党は今後、プロジェクトチーム(PT)で桂川案を正式決定し、政府に実現を求める。
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from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186094
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