2026年7月24日金曜日

東日本高速道路東北支社長・加藤健治氏に聞く/『安全最優先』軸に4車線化推進

 ◇現場主義で信頼される高速道へ
 東日本高速道路東北支社の支社長に6月25日付で加藤健治氏が就任した。加藤氏は「安全最優先」「現場主義」「全体最適」の三つを軸に、安全で安心な高速道路サービスを提供し続けることが使命と話す。高速道路が本来の機能を発揮するための4車線化事業、防災・減災の観点でリニューアル事業を着実に進める。
 --就任の抱負を。
 「高速道路は地域の産業や暮らしを支え、災害時には命を守る重要なインフラだ。老朽化や災害への対応、担い手不足など、取り巻く環境は大きく変化しているが、将来にわたって地域から信頼される高速道路を維持したい。工事、保全、交通管理、料金、SAなど多くの部署が連携してサービスを提供している。地域社会にとって何が最善かを支社全体で考え、行動できる組織を目指す」
 --力を注ぐプロジェクトは。
 「計画的な更新・修繕によるリニューアル事業を着実に進める。4車線化事業は、最盛期を迎える秋田自動車道で工事をしっかり進めたい。雪の影響を受けにくい常磐自動車道は、東北自動車道のバックアップ路線としても4車線化を急ぐ。地域の発展や国土強靱化を考えると、都市圏の環状道路も2車線区間が残っていることが課題と認識している。仙台北部道路と仙台南部道路で検討を深める」
 「民営化でエリア運営の考え方は大きく変わった。交流人口が増えればお客さまも増える。そのための施策を進めていく。災害対応では東北道路啓開計画が策定された。ドローンなどの新技術を活用し、実効性の高い災害対応力を身に付けたい」
 --働き方改革と生産性向上にどう取り組む。
 「限られた時間で付加価値の高い成果を生み出せる環境づくりが重要だ。DXやICTを積極的に活用し業務の効率化と省力化を追求する。最終的に事業を支えるのは人だ。技術や経験の継承をこれまで以上に意識し、人材育成に力を注ぐ。建設会社の負担を軽減するため、書類の簡素化や遠隔臨場など、できることを臆せず対応する。どのような取り組みが効果的か継続的に対話する」
 --組織運営で心掛けることは。
 「現場を知らなければ適切な判断はできない。良い情報だけでなく、リスクや困り事も上層部に届く組織が理想だ。若手、ベテランを問わず自由に意見が交わせる風通しの良い職場を大切にしたい。多くの関係者との対話を重視し、共通の目標に向かって力を合わせていく」。
 (かとう・けんじ)1993年東京工業大学大学院土木工学科修了、日本道路公団入り。関東支社東京外環工事事務所長、建設事業本部建設部長、同副本部長を経て6月から現職。信条は「和を以て貴しとなす」。東京都出身、58歳。


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from 人事・動静 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=186289
via 日刊建設工業新聞

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