ブラジル・サンパウロにあるアルモニア学園は1953年、日系二世が子弟教育のために設立した。現在は幼稚園から高校までの一貫校として運営されている▼学園に通う生徒の約3割が日系人という。ブラジルの普通学校とほぼ同じ教育カリキュラムの中で、習字など日本の文化や道徳を学ぶ時間がある。給食や部活動といったブラジルでは珍しい日本の学校様式も取り入れている▼先週、学園の高校生30人が来日し、近所のサッカーチームの子どもたちと交流した。コロナ禍で来日は4年ぶり。女子生徒がサンバの踊りを披露し、男子生徒はチームの小学生や中学生とフットサルを行った▼緊張気味だった日本の子どもたちは、人懐っこく陽気な生徒と次第に打ち解け、楽しい時間を過ごした。チームの指導者が「心に一生残る貴重な体験になった」と話していた▼厳しい暑さが続いている。南半球のブラジルも季節は冬ながら気温の高い地域が多い。学園の給食や家庭では疲れが出てくる週の後半、フェジョアーダをはじめタンパク質やミネラルが豊富な豆料理を出すそう。食生活も工夫し、本格的な夏の到来に備えたい。
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