2023年7月4日火曜日

東京都/神宮前五丁目地区まちづくり検討会開く/再開発の方向性を整理

東京都は6月30日、「神宮前五丁目地区まちづくり検討会」を都庁で開き、まちづくりの方向性を整理した。音楽や映像、デザインなどクリエーティブ産業の集中を強みに位置付け、さらなる集積を検討する。歩行者ネットワークを構築し、隣接する青山通りのにぎわいを引き込む方法を考える。公園などを生かし、緑とのつながりを感じられる空間を目指す。
都は渋谷区神宮前5に▽旧こどもの城(9924平方メートル)▽青山病院跡地(1万7533平方メートル)▽コスモス青山(1万0646平方メートル)▽国連大学(7044平方メートル)-の4カ所、計約4・5ヘクタールの土地を所有している。ポストコロナを踏まえ、▽ウェルビーイング▽オープン&フレキシブル▽バーチャル&リアル-の三つの視点でまちづくりを進めていく方針だ。
ウェルビーイングは「量だけでなく質」など新たな思考に配慮し、ポストコロナにふさわしい公共空間を整備する。オープン&フレキシブルは将来の不確実性や多様性など、社会ニーズを受け止められる仕組みを作る。バーチャル&リアルは、バーチャルと地域の即地性・固有性を生かしたまちづくりを両立する。
まちづくりの方向性に関しては、旧こどもの城の理念を考慮した、遊びと学びの場をどう創出するか考える。青山病院跡地の東側に広がる閑静な部分と、青山通り近くのにぎわいのある地域をどう調和すべきかも話し合う。
検討会は全部で6回開く。次回開催時期は決まっていない。


source https://www.decn.co.jp/

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