2015年2月6日金曜日

宮城建協/震災記録誌第3弾を発刊/復興の歩みと業界の活動紹介

 宮城県建設業協会(佐藤博俊会長)は、東日本大震災の記録誌第3弾を発刊した。「地域のために地域とともに」をテーマに、街づくりが本格化し、災害公営住宅の建設がピークを迎えるなど復興への歩みが着々と進む被災地の現状をリポートしながら、地域建設業の活動を紹介している。  記録誌は2000部作成し、宮城県内の図書館や学校、関係自治体・機関などに配布。一般向けに協会のホームページ(http://www.miyakenkyo.or.jp/)にも近日中に掲載する予定だ。  宮城建協は12年12月に第1弾「風化させてはいけない記憶がある」、14年3月に第2弾「俺たちが地域を守り復興を果たす」を発刊。毎年、記録誌の発刊を重ねながら、震災の経験や教訓を伝えるとともに、震災直後からいち早く現場に駆け付けて対応に当たってきた地域建設業の果たした役割の発信に努めてきた。  第3弾では、「スマイルとうほくプロジェクト」の一環で、全国から宮城県気仙沼市を訪れた8人の中学生が被災地を取材する様子を紹介。ほかに、沿岸部の現状や悩みを五つの支部の代表者が集まって議論した内容なども収録した。  宮城建協は、国連防災会議の関連行事となるパブリックフォーラム「未来に向けて-建設業が果たす役割・街づくりと中学生記者が考える防災-」を3月16日に仙台市内で開き、1~3弾の総集編を配布する。

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