ライト工業が東京都千代田区に建設していた新たな本社ビルが完成した。新社屋は9階建てで、1~4階に本社機能を配置。社内には情報通信技術(ICT)を活用した最新の全社ネットワーク機能を構築し、支店、現場間の連携を一段と強化した。新たな収益源を確保するため、5~9階はサブリースの賃貸マンションとした。同社が施工し、設計・監理は梓設計が担当した。
6日に新社屋で行われた竣工祝賀会には、来賓として取引先など33社から44人が参加し、無事完成を祝った。
冒頭、鈴木和夫社長があいさつし、新社屋には「本社機能」「資産価値の向上」「地域貢献」の三つの役割があると説明し、「今日を新たな出発点とし、次の節目である創業100周年に向かってまい進していく」と述べた。
新たな本社ビルの所在地は千代田区九段北4の2の35。JR・地下鉄市ケ谷駅から徒歩約3分の場所にあり、老朽化した旧社屋を現在地で建て替えた。建物はRC造地下1階地上9階建て延べ6341平方メートルの規模。高い耐震性能に加え、非常用発電機、水・食料を備蓄し、災害発生時にも本社機能を継続できるようにした。共助施設として地域にも開放する。上層の住宅は市ケ谷のお堀沿いの桜並木にちなみ、「桜ヒルズ九段北」と命名した。工期は13年8月1日~15年1月30日。
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