清水建設は、インド工科大学デリー校からの要請を受け、ニューデリーにある同校に技術者を派遣し、公開講座「シミズ・オープン・アカデミー」(SOA)を開いた。建設学科や電子工学科、機械工学科の学生74人が受講した。インドでSOAを開催したのは初めて。
テーマは「建築物の地震対策技術~免震構造と制震構造」と「建物・都市におけるエネルギー・マネジメント技術」の二つ。インド北西部で地震危険度が高まっていることや、インド全土で電力需給が逼迫(ひっぱく)し、スマートシティーの開発が進んでいることを踏まえて選定した。受講者にとって興味深いテーマ設定だったため、多くの質問が寄せられたという。
SOAは「建設」「ものづくり」をテーマにした公開講座として08年9月にスタート。同社社員が小学生から社会人まで、それぞれの知識レベルに応じた多彩なプログラムを用意し、先端技術に触れながら建設の面白さ、奥深さを学んでもらう。大学や自治体などからの要請に基づき出前講座も開催。海外ではインドのほかシンガポール、フィリピン、タイ、ベトナムでの開催実績がある。
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