2016年1月19日火曜日

【回転窓】人知れず努力する人がいる

週明け月曜日は全国の広い範囲で雪が降り、もともと降雪に弱い関東各地域は、通勤や通学に四苦八苦した方が多かっただろう。首都圏は、鉄道各社が運行本数を大幅に減らした影響もあり、多くの駅で乗客が構内に入れず、駅前に人があふれかえった▼東京などに大雪が降るのは、低気圧が発達しながら太平洋沿岸を東進し、そこに北からの寒気が入り込んだ時。南岸低気圧と呼ばれ、気温の低い1月後半~3月は雪か雨、それ以外の時期には雨をもたらす▼積雪に備え、北日本を中心に各地の自治体は地元の建設業協会などと除雪作業の契約を結んでいる。数年前から、担い手不足や建設会社の減少などを理由に「体制が維持できない」といった悲鳴が上がるようになった▼きのうの降雪でも建設会社は地域の暮らしを守るため除雪に奮闘したはず。気象情報に注意を払って長時間待機し、極寒の中で除雪車を走らす。インターネットの交流サイトを使い、状況をリアルタイムで発信する▼厳しい状況でも人知れず地道な努力を続ける建設会社があることを、一人でも多くの人に知ってほしいとあらためて思った。

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