東京急行電鉄、大成建設、サッポロ不動産開発、東急建設の4社が出資する特別目的会社「渋谷宮下町リアルティ」は、東京・渋谷で建設中の複合ビル「渋谷宮下町計画」=完成イメージの高層部に入る賃貸住宅を対象としたアイデアコンペ「リブシブ賞」を実施する。
作品応募を2月8日まで受け付け、3月末に審査結果を発表する。優秀な提案は実際の設計に盛り込む考えだ。
複合ビルの建設地は都営宮下町アパート跡地の渋谷区渋谷1の23の2。
S一部RC・SRC造地下2階地上16階建て延べ3万5085平方メートルの規模で、高さは約71メートル。設計を日本設計・大成建設JV、施工を大成建設・東急建設JVが担当し、17年4月末の竣工を目指している。
ビル内には、地下1階と地上1階に商業施設、2~12階に事務所、13~16階に賃貸住宅が入る。アイデアコンペでは、13階に配置する賃貸住宅の住戸と共用部「コモン」の二つの空間を対象に、暮らし方やコミュニティーの仕組みなどの運営についてアイデアを募る。テーマは「住む渋谷」で、▽創造性の発揮▽交流の誘発▽継承すべき居住者文化の考え方-の観点から評価する。
審査員は、建築家の猪熊純、成瀬友梨の両氏や渋谷区クリエイティブディレクターでミュージシャンの小宮山雄飛氏などが務める。応募先は、JDN内リブシブ賞事務局(東京都台東区上野5の3の4の4F)。
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