芝浦工業大学は、津波の到達位置と避難場所を可視化するシステムを開発した。
モバイル端末に内蔵された衛星利用測位システム(GPS)装置で現在の位置情報を取得し、そこから津波が到達するまでに移動可能な範囲を表示する=画面イメージ。
優先的に避難可能な建物の名前や高さ、建物内の避難場所も一目で分かるようにする。
「津波避難支援システム」は、情報工学科の米村俊一教授が開発した。
瞬時の判断が難しいとされる「津波がいつ・どの程度の高さで自分のいる場所に到達するのか」「どの程度の緊急性を持って避難すべきか」といった情報を地図上で分かりやすく示す。避難場所は安全度に応じて4段階で色分け表示する。
スマートフォンやタブレット用に設計された現段階のシステムは、東京都江東区周辺の想定データを基にしたプロトタイプ。今後、各種行政情報も連動させることができるアプリケーションとして完成させるために、共同開発企業を探す。
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