同社や施工を担当する大林組・東亜建設工業・熊谷組JV(南工区)、清水建設・名工建設・三井住友建設JV(北工区)、沿線自治体の関係者などが多数出席。都内で行われる最初のリニア関連工事の無事完成を祈念した。
◇施工は大林組JV(南工区)と清水建設JV(北工区)◇
安全祈願の神事ではJR東海の柘植康英社長、施工者を代表して清水建設の宮本洋一社長、大林組の白石達社長が鍬入れを行った。続いて、柘植、宮本、白石の各社長と地元の大島研二港区港南町会長が玉串をささげ、工事の安全を祈った。
起工式の冒頭、JR東海の山田佳臣代表取締役会長は「日本の大動脈を永続的に、発展的に維持していくため、建設主体としての責任を持ち、施工者の方々と知恵を出し合いながら一丸となって取り組む」とあいさつした。
来賓として出席した舛添要一都知事は「品川駅周辺では新駅が整備され、開発も進む。国際的なビジネスセンターとして重要な役割を担う交流拠点とするため、関係者全員でリニア新幹線の完成に全力を挙げ、首都圏、日本全体の発展につなげたい」と述べた。
山本順三国土交通副大臣は「リニア新幹線で東京、名古屋、大阪の3大都市圏がつながれば、世界最大のスーパーメガリージョンを形成し、国民生活や経済活動に大きなインパクトを与える。国交省も一日も早い完成に向け、必要な支援をしていく」と語った。
式典後に行われた記者会見で、柘植社長は「次代にふさわしい技術、機能を取りれながら、使いやすく、安全な駅舎を整備する」と意気込みを語った。
施工に当たり、宮本社長は「鉄道の受け替えの施工実績はあるが、新幹線の真下は初めて。JV3社の力を結集し、最後まで安全と環境に配慮しながら立派なものを造り上げたい」と決意を示した。
白石社長は「新幹線の安全運行、近隣に迷惑を掛けないことを第一に、技術力を結集して精度の高い工事を安全、確実に進める。作業員の確保への懸念もあるが、JV各社が総力を挙げてバックアップしていく」と抱負を語った。
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