東京都財務局は、2020年東京五輪・パラリンピックで使用する競技会場のうち、施工業者の経営破綻で中断している「有明テニスの森公園」(東京都江東区)の改修工事について、施工者を選び直した。
「有明テニスの森公園(30)施設改修工事」は6億5400万円で関東建設工業、「同電気設備工事」が1億1600万円で栗原工業に決め、10日に特命随意契約を締結した。
有明テニスの森公園(有明2の2の22)は9月に開かれるテニスの国際大会「楽天オープン」と10月の「全日本テニス選手権」の競技会場にもなるため、工期の大幅な遅れは許されない。そのため、同局は施工者の再選定に当たり、施設整備内容や工事・敷地条件などを熟知している点を重視。同一敷地内で施工中の「有明テニスの森公園及び有明コロシアム(29)改築及び改修その他工事」(施工者=関東建設工業・菊池建設・小沢組JV)、「同電気設備工事」(同=栗原工業・サンテック・川北電気工業JV)を元請として受注した関東建設工業と栗原工業を選ぶことにした。
施設改修工事のうちテニスコートの整備は、中断前の契約や「有明テニスの森公園及び有明コロシアム(29)改築及び改修その他工事」で下請契約を締結しているNIPPOが施工する予定だ。
工事では、同公園の既存施設を五輪・パラリンピック競技のテニスと車いすテニスで使用するため再整備する。工期は20年3月18日まで(楽天オープンなどで使用するエリアは19年8月30日まで)。
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