ウインタースポーツが盛んなエリアと首都圏の往復料金を割り引く東日本高速道路会社の「ウインターパス」の利用が今冬も好調と聞いた▼スキー場のリフト券がお得な値段で購入でき、宿泊・観光施設などで優待も受けられる。「高速道路の利用者を迎え入れる地域の方も歓迎してくれています」と担当者。利用者の増加には18年6月に開通した東京外かく環状道路(外環道)・三郷南IC~高谷JCTの効果もあるという▼国土交通省などがまとめたこの区間の開通効果によると、東京都心を経由していた埼玉・千葉間(東北自動車道~東関東自動車道)の交通の約8割が外環道に移った。渋滞による首都高速の損失時間が減少し、同じ人数の運転士で往復できるバス便が増えるなど企業の生産性も高まった▼千葉県内は通過時間が4割減となり、通行車両の減少に伴って通学児童の安全性が高まった一般道がある。道路整備を巡る厳しい意見がある中、同社の首脳陣は「感謝の声を多くいただいてます」と笑顔を見せる▼地元にも遠方の人にも感謝され、ストック効果を発揮する。そうしたインフラ整備が各地で進むよう願う。
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