2019年1月9日水曜日

【海上工事の生産性向上に貢献】五洋建設の大型SEP船が完成、800t吊りクレーン搭載

五洋建設が建造していたSEP(自己昇降式作業台)型多目的起重機船「CP-8001」が完成した。国内で初めて800トンつりの大型クレーンを搭載したSEP船。北九州港(北九州市)が母港となる。

 気象・海象条件が厳しい海域でも高い稼働率を確保でき、安全に高精度な施工が可能となる。大型海洋構造物や洋上風力発電向けの10メガワット級風車の設置作業にも対応できる。洋上風力発電施設の設置工事や港湾工事などで積極的に活用していく。

 基本設計はオランダのグストMSCが担当。ジャパンマリンユナイテッド(横浜市西区、千葉光太郎社長)が建造した。有価証券報告書に記載している投資予定額は120億円。

 既に保有している自航式多目的起重機船「CP-5001」との併用で、効率的な作業が可能になる。海上工事の生産性向上に向け新造したSEP船を活用していく。

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