2019年1月24日木曜日

【東京五輪で日本代表の合宿地に】Jヴィレッジ(福島県楢葉町)、4月20日に全面再開

Jヴィレッジ周辺の整備イメージ
(提供:JR東日本水戸支社)
東日本大震災に伴う福島第1原発事故で対応の前線基地となったサッカーのナショナルトレーニング施設「Jヴィレッジ」が4月20日に全面開業する。天然芝の整備に時間が必要だった二つのピッチが供用開始する予定。同施設に近接するJR常磐線の新駅「Jヴィレッジ駅」も同日開業する。

 Jヴィレッジは17年3月に原発事故と廃炉事業の対応拠点としての役割を終了。施設の原状回復工事については東電から受託した前田建設が実施。昨年7月から施設の一部の運営を再開し、県電源地域振興財団が事業主体の新宿泊棟(基本設計=梓設計、実施設計・施工=安藤ハザマ)も営業を開始した。

 全天候型練習場(基本設計=梓設計、実施設計・施工=前田建設・佐藤総合計画JV)も同9月に開業している。施設の全面再開後、2020年東京五輪では男女日本代表の合宿地となる予定だ。

 JR東日本が整備を進めるJヴィレッジ駅(施工=東鉄工業)は常磐線広野駅と木戸駅の間に位置し、Jヴィレッジの主要施設まで徒歩約10分。イベント開催時に停車する臨時駅として運用する。

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