2019年1月10日木曜日

【総投資額2000億円、4棟総延べ15万㎡】日本電産、京都府向日市に新拠点建設

 日本電産が京都市南区の本社ビルに近接するJR向日町駅東側の敷地約6万平方メートルに4棟総延べ約15万4700平方メートルの施設を建設する。

 投資額は約2000億円を予定している。工事は3期に分けて実施する予定で、第1期については2021年の着工と22年3月の竣工を見込んでいる。設計は都市居住文化研究所(京都市中京区)が担当。施工者は未定。

 新拠点の建設構想は、2030年度に10兆円というグループ売り上げ目標の達成に向け、グループ企業間の連携をさらに高めるのが目的。地元の地権者や行政からの誘致を受け、本社ビル(京都市南区)とJR向日町駅(京都府向日市)の間で、同駅東側に位置する向日市森本町の敷地約6万平方メートルを建設地に決めた。

 同構想によると、敷地内には、第二本社(仮称、15階建て延べ3万3600平方メートル)のほか、生産研究棟となるA棟(同、6階建て延べ2万4200平方メートル)、B棟(同、8階建て延べ5万0100平方メートル)、C棟(同、9階建て延べ4万6800平方メートル)を整備する計画で、投資額は設備などを含め、総額約2000億円を見込んでいる。

 施設整備は第1期~第3期の3段階で実施。このうち、第1期については21年初めからA棟とC棟の一部に着手し、22年3月の竣工を予定。その後は第2期として25~26年でB棟とC棟の残り、第3期として30年に第二本社をそれぞれ竣工させる。

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