年度内の完成を目指す上山川(303渓流)の砂防堰堤工事現場 (国交省提供、8月19日撮影) |
30カ所での砂防堰堤整備事業は、国交省の広島西部山系砂防事務所が推進している。国、広島県、広島市が安佐南、安佐北両区の99カ所で展開している砂防や治山事業の一環。年度内の事業完了を予定している。湯崎英彦広島県知事は20日に記者会見し「県民が笑顔で暮らせるよう引き続きハード、ソフト両面から対策を推進していく」と復興に向けた決意を改めて述べた。
広島市北部では14年8月20日の未明、集中豪雨により土石流や崖崩れが多発し、大量の土砂や流木が下流の住宅などを破壊した。災害関連死を含め77人が犠牲となり、住宅396棟が全半壊するなど、大きな被害を引き起こした。
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