2019年8月9日金曜日

【町田ゼルビア本拠地、1・5万人収容へ】町田市立陸上競技場観客席増設4件、西武建設らに

東京都町田市は「町田市立陸上競技場観客席増設工事」の施工者を29億8279万8000円で西武建設に決めた。

 関連する電気設備工事は3億4353万円で栗原工業・協立電工JV、空気調和設備工事は4880万円で渡辺工業所、給排水衛生設備工事は1億2300万円で鶴川設備工業に決まった。

 いずれも7日に一般競争入札を開札した。予定価格は建築を担う客席増設工事が33億1422万円、電気設備工事は3億8170万円、空気調和設備工事は4909万7000円、給排水衛生設備工事は1億2432万円。市議会の議決後に契約を結ぶ。

 所在地は野津田町2035の野津田公園内。同競技場の北側バックスタンドの観客席を増設する。現在の施設規模はRC一部S造6階建て延べ1万6336平方メートルで、今回増築するのは同3階建て延べ6492平方メートル。既存観客席は1万0812席で、工事が完了すれば約1万5500席を備えることになる。外構工事なども行う。工期は2021年2月15日まで。

 同競技場は、サッカーJリーグ・FC町田ゼルビアの本拠地。Jリーグが運用するクラブライセンス制度では、J1の参戦に当たって入場可能人数が1万5000人以上と施設基準が設けられている。市は将来的なチームのJ1昇格を見据え、施設基準をクリアする環境を用意し、クラブを後押しする。競技場の将来構想策定と観客席増設の基本・実施設計は梓設計が担当した。

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