□けんせつ小町と一緒にドローン操縦□
日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長)は7月30日、福井市の高架橋建設工事の現場で、女子小学生らを対象とした「けんせつ小町活躍現場見学会」を開いた。女子小学生やその保護者ら約30人が参加。高架橋に登って現場からの景色を楽しんだり、現場の工具に触れたりして建設業への理解を深めた。
見学会を開いたのは佐藤工業・守谷商会・砺波工業JVが施工する「北陸新幹線、福井下莇生田高架橋工事」現場。開会に当たりあいさつした日建連の剣持幹丸広報部長は「暑いので体調に気をつけて貴重な現場を見学してほしい」と話した。参加者はけんせつ小町の石川詩織さん、時任美月さん、菊田遥子さん、矢野朱美さんの4人の案内で高架橋に登り、現場からの眺望を楽しんだ。
参加者は現場見学の後、仕事体験としてドローン(小型無人機)を実際に操作したり、現場のさまざまな工具に触れたりして現場の仕事を体感した。
質疑応答では「なぜ建設会社に入ったのか」「ドローンを操作できるようになるまでどのくらい時間がかかるのか」などの質問が相次いだ。保護者からは「新幹線が開通した後は見られないものが見られてよかった」「女性が活躍できる職場で驚いた」などの感想が寄せられた。
けんせつ小町のリーダーを務めた石川さんは「握手を求められて驚いたがうれしかった。建設業界を知ってもらい、仲間が増える機会になれば」と将来の建設業の担い手が増えることに期待を寄せた。
□神戸の下水処理施設でも□
日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長)は1日、女子小中学生らを対象にした「けんせつ小町活躍現場見学会」を、戸田建設・岩田地崎JVが施工する「西部処理場北系水処理施設築造工事(土木)」(神戸市長田区)の現場で開いた。
保護者を含めて13人が参加し、同JVの女性技術者らの説明を受けながら下水処理場の施工過程を熱心に見学した。
冒頭、日建連の永山貴一広報部長は「建設現場では多くの女性が活躍している。きょうの見学会では楽しいプログラムを用意しているので夏休みの思い出にしてほしい」とあいさつした。
最初に築館雪花さん(戸田建設)ら現場で働くけんせつ小町が、自己紹介を交えながら建設業の概要や工事概要を説明。続いて中川晋太朗工事主任(同)の引率で、参加者らは生物反応槽など巨大ろ過施設の築造工事の様子を見学した。
仕事体験コーナーではコンクリートとビー玉を組み合わせたオリジナルのカード立てを製作。電子黒板の操作や高所作業車の試乗体験もあり、親子一緒に普段味わうことのできない景色や感覚を楽しんだ。
閉会あいさつで戸田建設の山本正幸作業所長は「きょうをきっかけに建設業に興味が湧いたら、未来の就職先の一つとして考えてほしい」と話した。
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