LIXILは、Jリーグ・鹿島アントラーズのホームスタジアムである茨城県立カシマサッカースタジアムで、女性トイレの一つをリニューアルした。
女性来場者の満足度を高める取り組みの一環。利用者がスムーズに移動できる動線を確保し、個室ドアと壁面の色を変えることで空室かどうか見分けやすくした。
リニューアルしたのはメインゲートに近いトイレ。23日の試合から利用できる。20日カシマスタジアムで会見した鹿島アントラーズFCの鈴木秀樹取締役事業部長によると、スタジアムに来る観客の45%が女性という。2年前にプロジェクトを立ち上げ、トイレを含めた女性の満足度向上に向けた取り組みを続けてきた。
これまでトイレ内部は個室に向かう人と、洗面スペースに行く人が交差し、利用者のストレスになっていた。動線を整理し、洗面スペースの背後にパウダーコーナーを新設。試合の合間のリフレッシュ空間として活用できる。
個室スペースの配色はアントラーズカラーを意識した。壁面はネイビー、ドアはレッドにすることで、ドアの開閉によって空室状況を分かるようにした。トイレ内にあったおむつ替えスペースはトイレ外に「ベビールーム」として新設。男女を問わず利用できる。
LIXILの二瓶伸夫技術設計チームリーダーは「ここで培ったノウハウを今後はほかのスポーツ施設にも生かしていきたい」と語った。
スタジアムは鹿島アントラーズFCが指定管理者として運営管理している (写真提供:茨城県) |
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