東日本高速道路会社の吉岡幹夫新社長が25日に都内で会見し、今後の方針などを語った=写真。吉岡氏は「現場と経営陣が同じ方向を向くことが大事だ」との考えを示し、風通しの良い組織づくりに注力すると表明。資材高騰や老朽化対応などの課題に正面から向き合い、高速道路サービスの安定提供に尽くすとした。
労務費や資材費高騰で維持管理コストが上昇基調にある状況で、吉岡氏は債務返還や事業運営をどう進めるかが喫緊の課題と指摘。「他社と連携しながら、スピード感を持って財源確保を進めたい」と述べた。高速道路の料金収入に加え、SAやPAを「収益部門の極めて重要な柱」と認識。休憩場所ではなく、地元と連携し付加価値を創出する地域拠点を目指していく。利便性を高めるため、無人決済の導入や大型車ドライバー向けのシャワー施設などを整備していく。
「高速道路はいろいろな新技術を実験する非常に貴重な空間だ」と述べ、自動運転や走行中給電の実証実験を進める方針。猛暑対策では「熱中症対策に伴う費用をしっかり計上しなければいけない」と表明。工期設定などで作業環境を改善していく考えも明らかにした。
吉岡氏は1986年東京大学工学部卒後、建設省(現国土交通省)入り。北陸地方整備局長、道路局長、技監、事務次官などを経て2025年7月から国交省顧問を務めた。神奈川県出身、62歳。
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