中部地方整備局と愛知県建設業協会が創設した「一目でわかる伝わる工事メッセージ大賞」で大賞を受賞した中日建設の高木賢一朗社長と作品を考案した監理技術者の加藤学氏、森本輝局長との対談が16日、局長室で行われた=写真。大賞の副賞として企画されたもので、「建設業の明るい未来に向けて」をテーマに意見を交換。業界全体で「子どもたちが将来なりたい職業ナンバーワン」を目指し、建設業のかっこいいイメージづくりに取り組んでいくことで一致した。
メッセージ大賞は、建設業に対する理解や共感を深めてもらうため、工事の内容や目的などが一目で分かる工事看板メッセージを表彰する。中日建設は、施工する熱田伝馬橋解体工事で「新しい橋へバトンタッチ 熱田伝馬橋 解体中」という看板メッセージを考案。現場内の3カ所に設置している。
冒頭、テーマに対し高木社長は「子どもたちが将来なりたい職業ナンバーワンを目指す産業へ進化すること」、加藤氏は「地域住民や若い世代に分かりやすく情報発信していくことが重要」と提言した。
加藤氏は「解体に長い年数を要する一方、何の工事か、何のための工事か分からず地域の方から十分な理解を得ていない、むしろ不満の感情があるのではないか、と感じていた」と言い、「前向きなメッセージになるよう“バトンタッチ”という言葉を選んだ」と、メッセージの背景や込めた思いを説明。森本局長は、細やかなコミュニケーションで地域との信頼関係を構築していることに感謝と敬意を表した。
意見交換で高木社長は「建設業に携わる全ての人が誇りを持てるようにしたい」、加藤氏は「日々の作業が暮らしを支えている。見えづらいが現場の努力にも着目してほしい」と思いを語った。
森本局長は「かっこいい、やってみたい、と思ってもらえないことが最大の課題。建設業に携わる者全てが誇りを持ち、業界を挙げてイメージ改善に取り組む必要がある」と述べるとともに「発注者としても電子化や無駄の排除、契約変更など柔軟に対応し現場がスマートに、かっこよく仕事ができるよう全力で取り組みたい。業界と連携し公共事業や建設業に関するさまざまな情報発信も行っていきたい」と話した。
意見交換後、加藤氏は「看板設置後、地域の理解が進んだような気がする。(国土交通省や県など)他の現場でもやってみたい」、濱田禎企画部長は「看板説明の例示や前例にとらわれない、現在の言葉で表現できたのは良かった。取り組みに理解を示す発注者もある。来年度以降も取り組みが広がってほしい」と話した。
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from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=185292
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