家の中で足の小指をドアにぶつけ、あまりの痛さに声も出なかったことがある。翌日に病院へ行くと、診断は「骨折」。今でもあの痛みを思い出すと冷や汗がにじむ▼いつものように部屋へ入ろうとしただけなのに、なぜぶつけたのか。人間の脳は足の小指を正確に認識できず、だから距離感をつかめないでぶつけてしまうのだという。それなら仕方ないと納得しようとするものの、自らの不注意を反省するしかない▼今年も7月1日に「全国安全週間」が始まる。6月の準備月間に建設各社の安全大会が開かれ、ゼロ災への重点方針を確認。先日取材した大会では、高年齢労働者に対する労災防止措置を事業者の努力義務とした改正労働安全衛生法の内容などが解説されていた▼転倒災害の発生状況を見ると、年齢とともに増える傾向がある。つまずきが原因の場合は多くが何もない場所で起きているというから、自分では気づかない加齢による身体機能の低下に十分注意しなければならない▼慣れた行動の中に思わぬ危険が潜んでいることも。足の小指を骨折して以来、何げない日常でもそうした警戒心を持つようにしている。
https://www.decn.co.jp/inc/hp_image/altimage.jpg
from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=185570
via 日刊建設工業新聞


0 comments :
コメントを投稿