2026年6月12日金曜日

回転窓/厳しい状況こそ絶好の好機

 パッケージを白と黒の2色に抑えた「ポテトチップス」が、コンビニエンスストアに並び始めたそうだ。小欄はまだ出会っていないが、もの珍しさに購入してみようと思う▼原因は緊迫する中東情勢に端を発する資源不足でパッケージの印刷に必要なインクの材料(ナフサ)が手に入りにくくなったこと。スナック菓子大手のカルビーが限定販売する白黒デザインには「石油原料節約パッケージ」と表記されている▼材料費が上がった分だけ商品価格を上げたり、値段は据え置く代わりに中身の量を減らしたりする企業が大半を占める中、カルビーは他社と異なるアプローチを取った。外見の美しさを犠牲にしてでも中身を必ず届けるという道を選んだ▼外装の色彩を極限までそぎ落とすことでインク使用量を減らし、商品が店舗から消えてしまう欠品を防ぐ。食品や日用品などでパッケージ、梱包(こんぽう)を簡素化する取り組みが広がってきた▼政府はナフサの供給に問題はないとの見解を示すが、事業者らの手元に届いていないのも事実だ。追い詰められた苦しい状況こそ、新たなことをスタートする絶好の機会となろう。


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from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=185136
via 日刊建設工業新聞

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