ダイナミックマッププラットフォームは、米国やカナダの交通行政機関に道路橋や道路トンネルの高さ制限情報を提供し、整備・管理を支援する取り組みを始めた。自動運転などモビリティー向けに整備してきた高精度3Dデータをインフラ管理にも活用する。モービル・マッピング・システム(MMS)と呼ばれる計測機器を搭載した専用車両を走行させてデータを取得。国内でもインフラ管理分野への応用が可能とみて、活用の可能性を探る。
同社は北米全域の自動運転や先進運転支援システム(ADAS)向けに高精度3Dデータを整備してきた。米国本土48州とカナダ全土で計約150万キロの道路データを整備してきた。約25万件の橋梁・高架構造物とトンネル約2000本のデータも保有する。これらの資産を最大限活用し、効率的な維持管理やインフラストックの更新を支援する。
高精度3Dデータは、SNBI(米橋梁管理基準)に対応した形式で提供できる。GISや3Dデータ管理プラットフォームなど既存の運用環境との連携も可能だ。国内のインフラ管理分野でも北米向けに先行提供するシステムの技術や知見が応用できるとみている。
同社によると、米国では橋梁の車両衝突事故が年間約1万5000件発生している。高さ制限情報を正確に把握することが急務とされ、道路舗装後に通行可能高さが低くなるケースもあり、継続的な情報更新も必要になっている。米国の州交通局は、制度改定などを背景に橋梁情報の高度化が進展。詳細データの整備ニーズも高まっているという。
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