加藤建設(愛知県蟹江町、加藤徹社長)が開発し、全国各地の軟弱地盤改良工事で活躍するトレンチャー式地盤改良専用機「パワーブレンダーPBT-1100」のミニチュア模型が完成した。
重機模型店のケンクラフト(東京都千代田区)が販売をスタート。加藤建設ではパワーブレンダー工法のPRなどに模型を活用していく。
ミニチュア模型は加藤建設とケンクラフトが企画し、玩具メーカー・タカラトミーの子会社トミーテック(栃木県壬生町)が製作した。150分の1スケールと小型ながら、実機を精巧に再現。本体が旋回可能で、アームシリンダーも伸縮して角度を変えられるのが特徴だ。本体の後部や側面に手すりなどのパーツを取り付けて完成させる。
今回のミニチュア模型づくりは、2014年に加藤建設が社員を対象に実施した技術アイデアコンテストがきっかけ。このコンテストで「パワーブレンダーのミニカーをつくりたい」と提案し、最優秀賞に輝いた自然環境課・広報課の石濱謙一氏は「実現できてうれしい。模型を通じて一般の方々や子どもたちが縁の下の力持ちとも言える地盤改良のことを知り、建設業に興味を持ってもらいたい」と話す。
ミニチュア模型の販売価格は2200円(税込み)。加藤建設とパワーブレンダー工法協会の二つのバージョンがラインアップされている。詳細は同社ホームページへ。
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