オレンジがかった黄色と黒のしま模様。体長が4センチを超えるオオスズメバチは強い攻撃性を持つ。国内に生息するハチの中で最も強力な毒を持ち、刺されると人が死ぬこともある▼日本などアジアに広く分布するこのハチが現在、米国で話題になっているそうだ。時事通信によると、昨年12月に米西部ワシントン州で2匹の個体が発見された。隣接するカナダのブリティッシュコロンビア州でも昨秋見つかった▼貨物船のコンテナ貨物などに紛れて外来種が運び込まれるケースは数多い。日本では南米大陸原産で世界の侵略的外来種ワースト100選定種にも指定されているヒアリが数年前話題になった▼スズメバチは縄張り意識が強く、巣を守る防衛本能も強力という。好戦的な性格の個体もおり、相手を刺す目的で接近するケースもあるとか。冬眠を終えた女王蜂は春先から初夏にかけて繁殖期に入り、巣を作って個体を増やして勢力を拡大していく▼子供の頃におでこのど真ん中をスズメバチに刺されたことがあり、それ以来ハチが大の苦手になった。都会にも生息範囲を広げているのはご存じの通り。くれぐれもご注意を。
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