日本ペイントホールディングス(HD)と東京大学は、共同研究と人材交流を推進するための産学協創協定を18日に結んだ。
塗料とコーティングに関する高度な研究を行い、新型コロナイルスの拡大防止につなげる。感染拡大の収束後に想定される課題解決も図る。東京大学大学院に社会連携講座「革新的コーティング技術の創生」の設置も決めた。
講座の設置期間は10月1日~2025年9月30日の5年間。日本ペイントHDは研究資金として約10億円を拠出する。参加する学生や同社の社員数などは今後決める。研究内容は▽抗菌・抗ウイルス機能を持ち、感染拡大を防止するコーティング技術の研究▽スマート・リモート社会の基盤を支え、社会の効率性向上につながるコーティング技術の研究▽環境負荷軽減や社会コスト抑制に貢献するコーティング技術の研究-を予定している。
「塗料とコーティング」を基本軸に、新型コロナウイルスの感染抑制と、収束後のICT(情報通信技術)などを活用した社会基盤を支える技術開発を目指す。同時に新たな塗装プロセスと設計を担う高度な人材の育成も推し進める。
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