2020年5月27日水曜日

【海洋土木工事の魅力発信】埋浚協、学生・一般向けにパンフレット作成

 日本埋立浚渫協会(埋浚協、清水琢三会長)は広報活動を一段と強化する。学生や一般向けのPRパンフレットを新たに作成した。海洋土木工事の魅力や仕事内容を紹介する。大学生らを対象に実施している「うみの現場見学会」などのイベントで配布する。採用ツールとして会員企業に役立ててもらう。

 パンフレットの表紙には「BIG OCEAN(壮大な海)」「BIG FUTURE(大いなる未来)」のメッセージを付けた。超巨大なクレーンを装備する起重機船や年間8500万人が利用する羽田空港などを挙げ海上土木の特徴を紹介。「一枚の写真に収まらない大きさ」「携わったものが社会の一部になることの達成感」といった会員企業の若手の声も載せている。

 本年度は就職希望者により興味を持ってもらうためのPR動画を制作する。広報誌『Marine Voice 21』の再構築やホームページの見直しなども予定している。

 来年12月6日に協会設立60周年を迎える。20日に東京都内で開いた定時総会で清水会長は広報活動の強化にも言及。「記念誌の編集や広報活動の活性化に取り組み、海洋土木工事の魅力を対外的にアピールするとともに、将来の担い手確保につながるよう取り組んでいく」と話した。

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