2019年8月5日月曜日

【延べ2・5万㎡、施工は戸田建設JVら】長崎市交流拠点PFIのMICE施設が起工

長崎市がPFIで計画している「(仮称)長崎市交流拠点施設整備・運営事業MICE施設新築工事(15街区)」の起工式が2日に尾上町ほかの建設地で開かれた。

 九電工を代表企業とする特別目的会社(SPC)が事業主体となりS造地下1階地上4階建て延べ2万4838平方メートルのMICE(国際的なイベント)施設の建設・維持管理・運営を行う。

 設計・監理は日建設計・松林建築設計事務所JV、建築工事は戸田建設・上滝・谷川建設・森美工務店JV、設備工事は九電工が担当。2021年7月末の完成、同11月の開業を目指す。

 MICE施設は分割利用できる平土間約2700平方メートルのコンベンションホール、約3800平方メートルのイベント・展示ホール、20~575平方メートルの大小会議室24室などで構成。22年度の九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)の開業に合わせて現在地より西側に移設される新たな長崎駅に直結する。

 事業方式はBTO(建設・移管・運営)。SPCの「ながさきMICE」が施設を建設し、20年間運営する。事業者選定プロポーザルの段階では施設整備費と開業準備費として約147億円(税込み)を提案していた。

 別途、隣接地には50年間の定期借地権を設定して行う民間収益事業として約200室の客室を備えた(仮称)長崎ヒルトンや地元放送局の社屋などで構成する延べ2万平方メートル規模の施設を計画しており、12月ごろに着工しMICE施設と合わせてオープンする予定だ。

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