2015年1月23日金曜日

望月義夫環境相/大成建設ZEB棟(横浜市鶴見区)視察/「世界が注目、期待」

説明を受ける望月環境相(中央)
 望月義夫環境相が22日、大成建設が横浜市戸塚区の技術センターに建設した「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)実証棟」を視察した。外壁の有機薄膜太陽光発電、先端省エネ照明・空調システム、自然光採光装置などのゼロエネルギー実現技術や、超高強度鉄筋コンクリート柱、免震装置などを約1時間かけて見て回った。
 市原博文代表取締役副社長らが説明に当たった。望月環境相は視察後、「未来はこうあるべきだという勉強をさせていただいた。こうした先端的な建築物は世界各国が注目し、期待している。環境省としても応援していきたい」と述べた。
 ZEB実証棟は、都市部で建物のゼロ・エネルギー化を目指した都市型ZEBのモデル建物。年間のエネルギー消費量を一般のオフィスビルと比べ75%削減し、太陽光発電などの創エネ技術で25%を賄うことで年間のエネルギー収支をゼロにする。昨年末には「地球温暖化防止活動環境大臣表彰(対策技術先進導入部門)」も受賞している。

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