鹿島が毎月発行している社内報・広報誌『月報KAJIMA』の6月号で同社の女性社員の活躍にスポットを当てた特集「輝ける旬の女性たち」が好評を集め、この特集だけを別刷りにした特別版=写真=が人気を呼んでいる。同社の現場で施工管理を担う技術職や研究職、営業職など12人をピックアップし、1日の仕事の流れや社内でのこれまでの歩みなどを紹介している。仕事と家庭を両立する秘けつなども語られており、建設業を志す女性にとっても役に立つ情報が満載だ。
6月号の特集では、「建築系現場監督」「営業ウーマン×設計グループ長」「開発事業を支える女性」「医療福祉に取り組む女性」「仕事・家庭を両立する女性」「夢の扉を開く研究者」「グローバルウーマン」「ダイバーシティ推進担当」のワークシーン別に計12人が登場する。
建築系現場監督では、東京都内の現場で働く若手3人の仕事に密着。営業ウーマン×設計グループ長では、中国支店で建築営業と建築設計をそれぞれ手掛けるベテランコンビの仕事の極意に焦点を当てた。一人一人に上司や取引先のコメントも付けられ、人物性がよく伝わる内容となっている。
特集抜刷は15ページ立て。3000冊を発行し、得意先をはじめ、国土交通省、内閣府、日本建設業連合会(日建連)などに幅広く配布した。日建連は、女性技術者・技能者の愛称を「けんせつ小町」に決定したほか、各社の現場で働く女性で組織する「なでしこ工事チーム」の登録も増えつつある。
女性の活躍に一段と期待が高まる中、特集抜刷は彼女たちの後に続く女性にとって新たなバイブルの一つとなりそうだ。
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