◇企画・脚本の緒方英樹氏「多くの日本人に見てほしい」
土木技術者で日本工営を創業した久保田豊(1890~1986年)の半生を紹介する短編映画が完成した。27日に都内で試写会が開かれ=写真、企画・脚本を担当した緒方英樹全国建設研修センター事業推進室講習部長、監修した高橋裕東大名誉教授ら制作関係者のほか、日本工営の廣瀬典昭会長や有元龍一社長らが出席。久保田の偉業をあらためて振り返った。
タイトルは「夢は世界をかけめぐる―海外技術協力のパイオニア」(21分)。土木学会が企画・協力、日本工営が特別協力した。制作は虫プロダクションが担当した。学校や図書館、企業などに販売し、授業や研修に活用してもらう。英語字幕版も作り、海外にも広めていく計画だ。
試写会で、緒方氏は「ダイナミックに世界的に活躍した人を20分にまとめるのは大変だった。これからいかに見てもらうかが大事だ。子どもから大人までたくさんの方に見てほしい」と話した。高橋氏は「グローバル化という言葉がない時代に世界を駆け巡り、至る所で素晴らしい仕事をしてきた。真の土木技術者ということをあらためて感じた。この映画を通して土木関係者だけでなく多くの日本人に偉業を知ってもらいたい」と期待を寄せた。
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