正面から見た「延遼館」(当時) |
延遼館は木造平屋1430平方メートルの建物で、1869年に国内初の迎賓館として竣工。1879年にアメリカのグラント大統領が滞在するなど、海外からの多くの賓客をもてなす際に使われたが、1889年に老朽化によって解体された。
都内には、国が管理する洋風建築の「迎賓館赤坂離宮」(港区)があるが、舛添知事は昨年3月の都議会で「外国の方々をおもてなしできるような伝統的な日本的な迎賓館があることが望ましい」と表明。2020年の東京五輪で使う競技場が多く建設される臨海部に近く、日本庭園がある浜離宮庭園内に新たに迎賓館を整備することを決めた。
舛添知事は6日の定例会見で「浜離宮庭園は良い立地にある。東京五輪大会中に臨海部で競技を観戦した方を船でお連れすることも可能だ」と説明。基本的に外国からの要人の宿泊施設として活用することを想定しているが、都民への貸し出しなども検討するとした。
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