貫通直後のトンネル坑内(近畿整備局提供) |
近畿地方整備局兵庫国道事務所は2日、国道176号名塩道路(兵庫県西宮市山口町~宝塚市栄町、延長10・6キロ)の「生瀬トンネル」が1日に貫通したと発表した。名塩道路に整備する最後のトンネルで、延長は311メートル。施工は鴻池組が担当した。
名塩道路は現道で慢性化している交通渋滞の緩和や交通安全の確保、異常気象時の交通確保を目的に、道路の拡幅とバイパスの整備を進めている。
区間内には3本のトンネルが計画され、名塩西トンネル(250メートル)と名塩八幡トンネル(292メートル)は開通済み。貫通したトンネルは幅員10メートルの片側1車線で、仮称は「城山トンネル」だった。
2020年1月に西側から掘削に着手し、2年余りで貫通した。生瀬トンネルを含めた2・2キロ区間は26年度の開通を予定し、宝塚市側の6・1キロ区間が全て供用する。残りの2・1キロ区間は開通予定時期を示していない。
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