展示施設の完成イメージ(鶴ケ島市提供) |
埼玉県鶴ケ島市は、鉄道模型メーカー大手の関水金属(東京都新宿区、加藤浩社長)と共同で機関車や鉄道模型などを展示する「(仮称)Nゲージとガーデンパーク」を整備する。関水金属が同市鶴ケ丘地内に建設する新工場と、隣接する市立鶴ケ丘児童公園を一体的に整備し、官民連携で新たなにぎわい交流拠点を創出する。公園整備費は約1億5000万円を見込む。市は5000万円を負担。2022年度予算案に設計費500万円を計上する。24年度のオープンを予定している。
同市富士見に埼玉工場を持つ関水金属は、市内に2カ所目の拠点となる倉庫・工場を建設している。敷地内の倉庫は既に稼働しており、今後、倉庫に隣接して工場を建設する。2カ所目の拠点整備を決めたことから両者は連携した交流拠点づくり計画の検討を開始、19年10月に包括連携協定を締結した。
新工場の敷地面積は約3万2000平方メートル。隣接する児童公園は約2400平方メートル。同社は工場の周囲に塀などは設けず、敷地内の緑地を地域に開放する「まちなか工場」にする計画。市は隣接する児童公園を工場と一体的にリニューアルすることで、新たなにぎわい交流拠点の整備を図る。
パーク内には線路を設け、同社が所有する機関車(軽便鉄道)の展示や走行を行う。同社の鉄道模型の展示も行う。公園は英国式ナチュラルガーデンをコンセプトとし、地域に根差した公園づくりを目指す。
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