2022年2月10日木曜日

【投資額2000億円、延べ28万㎡規模】新宿駅西口地区開発、共同事業者に東急不参画へ

ビルの完成イメージ(小田急電鉄報道発表資料から)

 小田急電鉄と東京メトロが東京・新宿駅西口で計画する「新宿駅西口地区」の開発事業に、共同事業者として東急不動産が参画する。小田急百貨店新宿店本館などを建て替え、延べ約28万平方メートル規模の高層ビルを建設するプロジェクト。10月にも着工し、2029年度の竣工を目指す。小田急と東急不の投資額は2000億円程度を見込んでいる。

 計画地は新宿区新宿3、西新宿1各地内(敷地面積約1万5720平方メートル)。小田急百貨店や新宿ミロードなどの商業施設、小田急電鉄の鉄道設備などを建て替える。ビルの建設を東急不が担い、完成した建物の一部を小田急が所有する敷地の一部と交換する「等価交換方式」の採用を検討している。

 建設するビルは地下5階地上48階建て延べ28万1700平方メートルの規模となる。最高高さは約260メートル。高層部にはオフィス、中低層部には商業施設の機能を入れる。新宿の特性を生かし、来街者と企業の交流の場となるビジネス創発機能も導入する。ビルの設計は日本設計が担当している。既存建物の解体や新ビル建設の施工者は決まっていない。

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