2020年5月14日木曜日

【新体制で次期中期計画遂行】大成建設、新社長に相川善郎専務執行役員

 大成建設は13日、相川善郎取締役兼専務執行役員が社長に昇格する人事を内定した。6月24日開催予定の株主総会後の取締役会を経て正式決定する。村田誉之社長は代表権のある副会長に就く。先行きの不透明感が強まる経済環境の中、新たな経営体制で2021年度から始まる3カ年の次期中期経営計画を策定・遂行、さらなる企業価値の向上を目指す。

 13日に公表した21年3月期の業績予想は、新型コロナウイルスの影響などを踏まえ、現行の中期計画(18~20年度)で掲げる最終年度の数値目標を下回る見通し。15年4月に就任した村田社長の後を引き継ぐ相川次期社長は、景気の悪化懸念が強まる厳しい環境下で新たな経営戦略を立案し、目標達成の陣頭指揮を執ることになる。

 相川 善郎氏(あいかわ・よしろう)1980年東京大学工学部建築学科卒、大成建設入社。2013年執行役員九州支店長、16年常務執行役員営業総本部建築営業担当、17年同建築営業本部長〈第二〉、19年取締役兼常務執行役員建築総本部長(現任)兼建築本部長(同)、20年4月同兼専務執行役員。長崎県出身、62歳。

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