2020年4月6日月曜日

【建築家・安藤忠雄氏寄贈、年度内着工へ】神戸市、「こどものための図書館」基本方針案公表

 神戸市は、建築家の安藤忠雄氏が市への寄贈を申し出ていた「(仮称)こどものための図書館」の基本方針案を1日発表した。

 建設場所は市の都市公園・東遊園地(中央区加納町)の南側エリア。安藤忠雄建築研究所が設計・監理、建築を行い、完成後に市が公共施設として管理する。2020年度内に着工し21年度に完成する予定。

 図書館の対象年齢は主に未就学児~小学生。コンセプトに▽命の大切さと震災の教訓の継承▽公園の自然の中で埋もれる好奇心▽神戸の歴史・文化との出会い-などを掲げる。蔵書数はおおむね2万5000冊を予定している。

 建設場所の敷地面積は7699平方メートルで、図書館の規模はRC造3階建て延べ約750平方メートル(建築面積約600平方メートル)。施設は既存管理棟の3階部分と接続し、東遊園地との一体的な運用を図る。南側の創造交流拠点「デザイン・クリエイティブセンター神戸」(KIITO)との連携・相乗効果やウオーターフロント地区への回遊性向上につなげる。図書館の運営については指定管理者制度を導入する予定。

0 コメント :

コメントを投稿