2020年4月28日火曜日

【回転窓】在宅勤務と断捨離

マンション住まいのメリットに「24時間いつでもごみが出せる」を挙げる方も多かろう。物件によって違いはあるが、曜日や時間に関係なくごみ置き場が利用できるのは便利だ▼先日、燃えるごみを捨てようと思いごみ置き場の扉を開けたら、うずたかく積み上がったおもちゃや日用品、洋服が目の前に。年末の大掃除を超える量に少々驚いた▼新型コロナウイルスの緊急事態宣言後、自宅で過ごす時間が増え、この際と思い立って身の回りを整理する「断捨離」をする住民が増えたよう。自治体に寄せられる粗大ごみ回収の申込件数は増加傾向にあり、回収まで時間がかかるケースも▼タンスや押し入れを整理すると、捨ててしまったと思っていた品物や洋服が思わぬところから見つかる。逆に「何でこんな物がこんなところに…」と首をかしげたくなる場合もある▼多くの企業などが取り入れている在宅勤務。仕事場が自宅などになっただけなので、単語として在宅と勤務を切り離してしまうのはNGなのだろう。けれども時間の余裕ができたことで、一度立ち止まり、これまでと将来を考えるきっかけになったとも思える。

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