東急建設は、東京都江東区で建設した展示場が完成するまでの工程をまとめた動画を動画投稿サイト・ユーチューブで公開した。
動画で取り上げているのは大東建託から受注し、3月に竣工した「ROOFLAG 賃貸住宅未来展示場」。デジタル技術を活用し、都市部では前例の少ないCLT(直交集成板)を使った国内最大級の屋根施工に挑む発注者、設計者、施工者の思いを12分の動画にまとめた。
最大60メートルスパンの格子梁構造を128個のCLT部材で構築するプロジェクト。発注者、設計者、施工者の動画は東急建設が発注者の要望に応えた施設を完成させるまでの様子を「デジタルのチカラ」「現場力」「コミュニケーション」の三つのポイントでまとめている。
「デジタルのチカラ」ではBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用することで困難な施工に取り組む様子を紹介している。建築本来の面白さを実感したという同社の施工技術者のインタビューや、「本物の良さを本物で伝えたい」という大東建託、自然の良さを生かしてデザインした設計者のマウントフジアーキテクツスタジオ一級建築士事務所の思いなどを取り上げた。
建設地は東京都江東区東雲1の4の1。建物はRC一部S・W造4階建て(W造部分3階建て、RC造部分4階建て)延べ3725平方メートル(モデル棟749平方メートル)の規模。2018年11月に着工し、20年3月に竣工した。5月の開業を予定している。
0 comments :
コメントを投稿