2020年4月20日月曜日

【回転窓】収束へ個人も組織でも

潮風の中で満天の星空ウオッチングをどうぞ-。高性能な双眼鏡のレンタルを観光協会が始めていた伊豆諸島南部の八丈島が危機感を一段と高めていると聞いた▼東京都八丈町は、帰省を予定する人にも不要不急の来島の自粛を要請中。観光客が減る影響以上に医療崩壊を恐れてのためだ。往来する飛行機の減便も計画され、島を挙げて感染症の防止に取り組んでいる▼同島をはじめ医療機関が限られる島しょ部は、建設業就業者の割合が高いところが少なくない。家族を加えると島内の人口に占める割合は大きく、八丈島建設業協会によると会員企業の職員とともに家族の感染防止にも努めるよう医療機関から呼び掛けがあるという▼80キロ離れた青ケ島を含む同協会の会員企業の事務所などには、群馬県建設業協会が作成した新型コロナウイルスの感染予防のポスター掲示が進みつつある。建設現場の対応をまとめてあるのが特徴。インターネットから得た情報に基づく使用許可の要請に群馬建協が快く応じたそうだ▼日本全体が緊急事態宣言の対象になった。個人の予防と組織の連携、収束には双方の一層の強化が欠かせない。

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