2019年4月18日木曜日

【インスタ映えの写真をぜひ】首都高技術、SNSで情報発信!!

 ジャンクションの点検、異常なし!-。首都高技術(東京都港区、小笠原政文社長)がSNS(インターネット交流サイト)を利用した情報発信に力を入れている。

 首都高速道路の点検作業や維持管理の技術、新卒採用などの情報をインスタグラム、フェイスブックでも発信する取り組みを開始。20代の職員が中心になって画像を厳選し、コメントを添えてアピールしており、アカウントのフォロワーが着実に増えている。

 首都高速道路会社が全額出資する首都高技術は、道路構造物の維持管理や技術支援などを手掛ける。SNSの情報発信は、2017年11月に始めた動画投稿サイト・ユーチューブが最初だった。おなじみの黄色いパトロールカーを使った道路点検の動画をアップ。損傷を素早く検知したり、位置情報を駆使して補修作業を効率化したりする様子を発信した。

 「情報の発信力を強化し、当社のことをたくさんの人に知っていただきたいと思った」。施設部施設課の石塚尚樹さんは動画投稿を始めた当時をそう振り返る。人や機械が動画で紹介されるメリットに着目。首都高速を安心して快適にたくさんの人に利用してもらうため、日々努力しているメンテナンスの担い手の視点で情報を発信しようと考えた。

 SNSが発信源となって人気が再燃した観光地や製品は枚挙にいとまがない。企画部企画課の竹中里奈さんは、「身近な存在で目にとめていただくきっかけになる」とSNSに着目した理由の一つを語る。幅広い世代に閲覧してもらえるよう複数のSNSを利用することにした。情報を伝える上では「発信する側が必要と考える情報ではなくて、必要とされる情報が何かにこだわろう」(竹中さん)と心掛けている。

 SNSに投稿する内容は石塚さんや竹中さんら、職務や入社年次が異なる20代の14人が企画を立てている。撮影した写真や動画を選定・編集し、書き込むコメントにも工夫を凝らす。

 「構造物の延命化に貢献する中で、取り組みを首都高速の魅力と合わせて知ってもらいたい」と石塚さん。写真やコメントを巡っては、近い世代だからこそ率直に指摘し合うこともあるという。

 インスタグラムフェイスブックとも2月18日に公式アカウントを取得した。「いいね」が最も多かったのは箱崎ジャンクション関連の投稿。ハッシュタグを付けている「インフラ映え」する画像をあえて1枚目にアップした。

 今月1日には、7人の新入社員が重ね合わせた手の画像をインスタグラムにアップ。「すごく好きなんだ」と上司がスマートフォンの画像を見せてくれた。投稿してすぐに「いいね」が付くなど手応えを感じており、「1年を通して首都高速に親しんでもらえようにみんなで頑張る」(竹中さん)と笑顔で話す。

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