◇地域を活気づけるプラン提案◇
大学で都市計画を学んだ後、金融機関のシステムエンジニアとして働いた。
だが昔から興味があった街づくりに携わりたいという夢を諦め切れず、「身に付けたITの知識と都市計画を融合させて街づくりをしたい」と一念発起。働きながら専門学校で建築の知識を学んだ。長大橋のコンサルティング以外に地方創生など街づくりに強みを持つ長大を転職先に選んだ。
入社して6年を迎え、まちづくり事業部のPPP推進1部で課長を務める。PPP/PFI事業のための基本構想立案や事業可能性(FS)調査などに携わり発注者を支援。時には事業効果を解説する住民説明会に出向くこともある。
「仕事の醍醐味(だいごみ)は自分が提示したプランが実現すること。自分の提案で市民に生きがいを与えたい」と力を込める。
入社からずっと携わっている奈良県橿原市内の公有地活用事業では、市役所と宿泊機能などで構成する複合施設を提案。昨年2月に竣工し、現在は維持管理を含めたモニタリング業務を任されている。同事業が建設コンサルタンツ協会の論文賞を受賞するなど「印象に残った事業で、当社を代表する事業の一つ」と胸を張る。
「挑戦したいことがあれば任せてもらえる風通しの良さを生かし、地方に活気を取り戻せる提案がしたい」と夢を語る。
(PPP推進1部課長、いまい・もとこ)
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