東京都中野区の中野二丁目地区市街地再開発組合は、特定業務代行者に西松建設を選定した。
総延べ約9万6200平方メートルの再開発ビルの施工や保留床の処分などを担う。組合は今後、権利変換計画認可の取得を目指し、合意形成を進める。総事業費は約633億円を見込む。
計画地はJR中野駅南口の駅前広場に隣接する中野区中野2(地区面積1ヘクタール)。2018年7月の本組合設立認可時の計画によると、再開発ビルは敷地北側の事務所棟(S造地下2階地上20階建て)、南側に住宅棟(RC造地下1階地上37階建て)の2棟で構成する。
共同住宅の戸数は438戸。地区内の高低差を踏まえ、地上2階レベルに広場を設け、ユニバーサルデザインに配慮した歩行者動線を創出する。19年度の着工、22年度の竣工、24年度の事業完了を見込む。再開発のコンサルタントと基本設計はアール・アイ・エーが担当。参加組合員として住友不動産が参画する。
再開発事業区域を含む約2・4ヘクタールの区域では、組合施行の土地区画整理事業が進む。区画道路や中野駅の南口駅前広場の整備などを行う。業務代行者として西松建設、コンサルタントとして日本測地設計が参画している。
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